地粉への思い

小麦を食べるな?


パンにパスタ、うどんに天ぷら、ケーキにクッキー。口にしない日はない、というほどに、なんにでも入っている小麦。
昨今、体調不良を小麦のせいにするような風潮もありますが、麦は、米や豆、稗(ヒエ)、粟(アワ)などと並ぶ古来よりの五穀のひとつであり、
大昔から日本人の暮らしと健康を支えてきた大切な作物です。
そんな麦が、健康に悪影響を与えているとすれば、それはおそらく別の理由からなのではないでしょうか?

小麦 
七草の小麦は、実をまるごと粉にした、ミネラル等栄養バランスのとれた全粒粉です。
毎年自家採種の「農林61号」は、遺伝子組み換えとは無縁の、日本を代表する中力小麦。
もちろん栽培中の農薬や、収穫後の防虫薬剤なども使用していません。

麦栽培
種まきから200日近くかけてゆっくり育った麦は、収穫の後、よく乾燥させて風で選別、水洗いによる洗浄・選別ののちにまた干して、
最終的には目と手を使って、不良麦や異物が混ざっていないかを確認しながら、一粒一粒ハンドピックします。
そうして途方もない手間暇をかけた小麦を、今度は石臼で熱をもたないようにゆっくり製粉します。

スーパーに行けば、1キロ数百円で小麦粉が手に入る時代です。
時代錯誤かもしれませんが、本来、小麦粉とはそういうもので、そうすることでしか、本物の美味しい小麦粉は手に入らないのです。

ハンドピック 石臼、ふるい機 
(ハンドピックのスピード:1kgあたり40分~1時間程。比重選別機の導入で効率をあげられないか研究中。
石臼による製粉スピード:直径30cmの電動石臼で、玄麦1kg=粉で650~700gが約2時間。石臼を2台体制にすることでの効率UP計画中)

日本では、そばは挽きたてにこだわるのに、小麦粉を挽きたてにこだわるお店はあまりありません。
使う分をその都度製粉する、挽きたての小麦粉はふんわりとした甘みがあり、味も香りも格別です!
いつか、小麦も家庭で挽きたてを楽しめるようになるといいなと思っています。

麦畑は日本の原風景

麦栽培
麦の栽培をはじめてから、通りかかる方に「子供のころはそこらじゅう、どこにでも麦畑があったんだよ」と、
懐かしそうに声をかけられることが度々ありました。
生まれたときから国産小麦不在の環境で育った我々には、「麦=外国のもの」というイメージがあり、
かつて日本中に麦畑があり、各家庭で麦を自給していたことなど、想像もつかなかったのでした。

戦後、様々な理由から、日本ではパン食が普及し、輸入小麦が家庭でも手に入るようになりました。
安くて、パンやケーキがふわふわに焼ける輸入小麦の前に、西洋式の食文化に合わない国産小麦は廃れていきました。
ここ最近、ようやく国産小麦が見直されてきましたが、少し前まで、日本で小麦の栽培が減った理由を
「日本の小麦は品質が悪いから」と思っている方も少なくなかったのです。

実際に、麦の収穫期と梅雨の重なる日本の気候は、麦栽培のし易い環境とは言えないところもあります。
しかしながら、日本の気候でとれる小麦は、もちもち食感大好きな日本人の味覚にぴったりマッチした小麦粉をつくるのには適しているのです。
日本の麦料理を一番美味しく食べられるのは、日本で育った麦をおいて他にはありません。

ぜひ、日本の小麦の、日本にだけしかない美味しさと、本来の健康の源である地粉=全粒粉の美味しさをお試しくださいませ。

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